いろいろ思うこと
あいかわらず世間ではいろいろなことが起こっていますな。
その中で最近思うのは、マスコミの報道とそれについての一部の人たちの反応についてです。私は職業柄、Yahoo!ニュースをよく閲覧するのですが、Yahoo!ニュースではコメントを書き込むことができる記事があります(元記事がどの新聞社かによって決まっているようですが)。その中で朝日新聞が法務大臣を死神と表記した記事と岐阜の食肉業者の産地偽装に関わる記事で感じたことを書きたいと思います。
前者では、裁判所の決定に対して、役職として死刑執行の許可を与えた現法務大臣に対して、死刑執行数が歴代大臣に比べて多いことをあげて死神と評したわけですが、死刑という刑罰に対する賛否は別にして(私自身それなりに思いは持っていますが)考える必要があると思っています。要は法に従って刑を執行することに対して、あたかもそれが罪であるかのような表現に問題があるのではないかと。確かに現法務大臣には失言等の問題があり、そのことについてもいろいろと報道はされていましたが、だからといってこのような表現が許されるわけではありません。また、実際に職業として刑を執行される刑務官の方々の精神的な苦痛をも考える必要があるでしょうし、犯罪被害者の方々の思いということにも目を向ける必要があるのではないでしょうか。そう考えると朝日新聞の表現は間違っていると言わざるを得ません。ですから、たとえ辛口に世評を論じるとか風刺であるからといった言い訳をしたとしてもその影響力を考えると、死神という言葉を使うことには大きな問題があると思うのです。そのことをしっかり受け止め、朝日新聞には明確な説明ないしは謝罪をする責任があると思っています。
次に、岐阜の食肉業者の事件ですが、これはもうその業者、とりわけ社長の責任が追及されてしかるべきです。どんな言い訳も許されないでしょう。ただ、私が気になったのはこの記事に対する書き込みです。いわゆる食肉業者ということで、「だから○○(差別語)は・・・・」ということが平気で書き込まれていたということです。○○には、ひとつではなく複数の言葉が書かれており、それもひらがなや漢字では削除されると思ったのか、ローマ字で書かれていたのです。こちらは昨今問題になっているネットの匿名性を利用した誹謗中傷に当たります。こういったことから、マスコミやネットを通じて様々な情報を得ている私たちは、本当に確かな人権意識や価値判断の基準を持っていないとややもすると流されてしまったり、知らないうちに偏見を植えつけられたりしてしまいます。だからといって一部見られるような何でもかんでも人権の名のもとに言葉狩りをしてしまうことも避けなければならないでしょう。本当に便利さゆえに難しい時代になったものだと思います。
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